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イタガ攻防戦 3

last update Date de publication: 2026-04-27 22:56:23

「……、どういう事よ」

 ルーはジト目でアシノを見つめた。

「ここを私達の拠点にして彼奴等を迎え撃つんだよ」

「この様な場所で良いのでしょうか?」

 ユモトも不安そうに尋ねた。アシノは一体何を考えているのだろうと。

「こんな場所だから良いんだよ、ここは街が近いからどこから攻められてもすぐに駆けつけられる」

「それなら街の中に居れば良いじゃない!!」

 ルーがもっともらしい意見を言うが、アシノは首を振る。

「ぶっちゃけた話、あの魔人に抵抗できるのはムツヤぐらいしか居ない。だが、ムツヤは正体を隠さなくてはいけない」

「そんな事知ってるわよ」

「だからムツヤには正体不明の冒険者になって貰わなくちゃ困る」

 ハッとモモは気付き、アシノに言う。

「つまり、襲撃が始まるまでここで待ち、始まったら変装したムツヤ殿を……」

「その通りだ、考えたがそれが最善だと私は思う。色々と無茶な部分はあるが、街を守るためには仕方がない」

 アシノは自分の無力さに少し腹を立てていたが、冷静になることに徹した。

「ムツヤ、昨日の装備に着替えておけ。カバンは私が預かる、必要な道具は今のうちにこっちの普通のカバンに移して
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